みなさんは、「電気工事業」「電気通信工業」という工事をご存知でしょうか?一般的にはあまり聞かない言葉なので、知らない方も多いかもしれません。ここでは、業界の仕組みや、わたしたち日興システックの立ち位置などを解説していきます。
建設業界について
日興システックが属する業界は、一番大きなくくりで言うと建設業です。
建設業界はざっくり言うと総合工事業、職別工事業、設備工事業の3つに分類されます。
総合工事業は、全体を請け負う
総合工事業はその名の通り、工事を総合的に請け負う業者のことです。
例えば、あなたが商業ビルを建てることになったときを想像してください。あなたがビルを建てる場合、総合工事業者がビルの建設を請負います。総合工事業者は、時には様々な工事業者を使いビルを建設し、完成したビルをあなたに引き渡す役割を果たします。
職別工事業は、建物の入れ物を作る
職別工事業はこのビルの基礎工事(鉄筋・鉄骨・コンクリート工事等)や内装・外装工事、防水工事等を行います。
壁や天井、外壁といった部分の工事を請け負い、総合工事業者に引き渡します。これにより、ビルは箱としてはほとんどが完成することになります。
設備工事業は、建物の中身の設備を整える
箱ができても、これだけでは商業施設としては使えません。
照明の取り付けやトイレ等の整備、水周りの配管、館内の空調設備、非常時の消防設備等が必要です。また、電気の配線をしなければ照明がつかず、電化製品を使うこともできません。
こうした、ビルという箱の中身の部分の工事を請け負うのが設備工事業者です。当社はこの設備工事業界に属しており、そのなかでも電気工事業、電気通信工事業を行う会社です。今回例にしたような、ビル屋内の配線工事等を請け負うこともあります。
電気工事と電気通信工事
電気工事業は、主に建物や電車に電気を送るための設備工事
電気工事で扱う設備は次のようなものです。
発電設備、送配電設備、引き込み線、照明、電車線、ネオン、避雷針、鉄道など
電気工事の現場は大きく「鉄道電気工事」と「建設電気工事」の2つに分かれます。
鉄道電気工事では、電車に送る電気設備や安全システム、踏切、駅構内の照明などを扱います。
建設電気工事は建物に電気を送るための設備全般を扱います。建物をつくるときは電気配線を行い、照明器具、エアコンなどを取りつけます。現場が空港やダムになることもあります。当社では主に「建設電気工事」を行っています。
電気通信工事業は、インターネットなど、情報伝達に情報伝達に使っている電気の設備工事
電気通信工事で扱う設備は次のようなものです。
電気通信線路、電気通信機械、TV電波障害防除設備、情報制御設備、放送機械、防犯カメラ、火災報知器、情報通信設備など
このうち情報通信設備は、インターネット関連の設備です。
情報伝達に使っている電気の設備は、電気通信工事の領域になります。
電気工事業界・電気通信工事業界について
「電気」と聞いてどんな会社が最初に思い浮かびますか?
東京電力、東北電力、九州電力など、それぞれ住んでいる場所によって思い浮かぶ会社が違うかもしれません。
「通信」と聞いた場合はどうでしょうか。
NTTドコモやソフトバンク、KDDIなどの携帯会社が思い浮かぶかもしれません。人によっては富士通やNECといったメーカー系の会社を思い浮かべる方もいるかもしれません。これらの会社が企業や官公庁、また我々消費者にサービスを届けるためには様々な工事が必要になります。当社はこうしたサービスが社会に行き届くよう、工事を行っている会社です。
例に挙げたような日本を代表する電力会社、通信会社、メーカーに関する工事を数多く請け負っています。こうした工事を受注できるのは、当社の魅力のひとつかもしれません。